今月は姿勢と呼吸について面白い内容がありましたので紹介したいと思います。
背筋が伸びて、立ち姿がきれいな人って、堂々として自信があるように見えます。逆にうつむき加減で猫背の姿勢の人を見ると、不安気、悩みがありそうだなと感じるものです。実際にパブロ・ブリロンという心理学者が実験した結果、良い姿勢の人はポジティブな発想や意見を言い、悪い姿勢の人はネガティブな話をしたそうです。
そのことから、姿勢と気持ちはつながっていることがうかがえます。たしかに、自信にみなぎっている時は誰もが胸を張って颯爽としているものです。それを逆手にとって、へこみそうな時は自分で胸を張ることをおすすめしています。それだけで気持ちが前向きになることがあります。
もう一つが呼吸です。緊張する時、しそうな時は深呼吸をしなさいと言われます。ただ、深呼吸と言っても、「 鼻から吸って口から吐く 」 深呼吸と 「 鼻から吸って鼻から吐く 」 深呼吸ではだいぶ違います。リラックスさせるための深呼吸は 「 鼻から吐く 」 深呼吸です。ただの呼吸ではなく、呼吸を感じることが大切だと言っています。空気が入る感覚、匂い、温度を感じることで、心が安らぎ、前向きになれます。つまりポジティブ思考につながるということになります。
この呼吸法はスポーツにも活用できます。身体は変な力が入るとスムーズに動かなくなり、パフォーマンスが上がりません。そんな時に 「 鼻、鼻呼吸 」 がお薦めなんです。よく肩の力を抜いてと言われます。皆さんもやってみるとわかるのですが、「 鼻から吸って口から出す 」 深呼吸と 「 鼻から吸って鼻から吐く 」 深呼吸をした時では、肩の力の抜け方が違います。力みがあるなと思った時は、ぜひ、この方法を取り入れてみてはいかがでしょう。
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